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運命と絆にあがく 「CANAAN」視聴感想
2009/12/01(火) 15:45 
 ●最終回『CANAAN』(#01~13)

 いくつかの複合するテーマが絡み合う物語でした。基本となるのは“カナン”と呼ばれた2人の少女(カナン、アルファルド)が、自分という存在を創ったひとりの男を巡って愛憎を戦わせる、といったストーリー。その中に、“住む世界が異なる2人”というキーワードが織り込まれている、といった感じでしょうか。

 住む世界が違う、とはいえ、カナンは本来ならマリアと一般の社会の中で手を取り合って暮らしていけるほど純粋で“普通”の少女です。過去の出来事がカナンの運命を変えただけ、なのですよね(住む世界が違う、といえばミノさんとハッコーの関係もそうですね)。その二者が事件を通じて歩み寄る、という運命の数奇さがこの作品の面白さではないかと思いました。

 ラストでは、アルファルドが生きていることが判明しました。シャムを挟んで、2人の“カナン”は向かい合うことで今の自己を確立し、存続させている……ということなのかもしれません。愛し愛されるだけが人の関係ではない。単純な“憎しみ”の感情はお互いにラストバトルを経て別のものに昇華されているわけですが、彼女らにとっては“対立”こそが絆であったのかもしれません(その意味では、ストーリー上も“決着”はあり得ない)。

 カナンとマリアはいろいろな紆余曲折があって限りなくお互いに近づくことはできたけど、結局は一緒になれなかった。一方的にアルファルドに想いをぶつけていたリャン・チーなどを見ていてもそうですが、その人にとって最も重要な人間は誰か? ということになると、実は本人の好き嫌いには関係なかったりするのですよね。

 一緒に歩みたかったけど叶わなかった2人、というパターンは作品中に何組も出てきてますし、ヒロインに至っては、1つしかない居場所を永遠に失った、同じ名を持つ少女たち、という設定です。

 可能性としては、それぞれのキャラクターに別の運命があってもおかしくはなかった。そこに生まれさえしていなければ、とかいろいろ……。マリアも過去の事件があったから、一応はカナンと接点が生まれました。その偶然性とかキャラの背景とかを考えながら見てると、なにかしら感じるものがあると思います。

 運命論とかではなくて、視聴者は第三者だから客観視してるだけの話です。この作品のキャラクターたちは、なんだかそれぞれが懸命にその中であがいて生きている雰囲気があるのですよ。そこがいい。

 この作品は、ていねいなアクション描写などに注目が集まりがちですが、人物同士の関係を深く掘り下げてみるとかなり面白い。13話でしっかりとまとまっていますし、ボクの中ではかなり高い評価となりました(ウィルスがどうの、とかの設定面に関しては、個人的には物語の“味つけ”程度と認識しているので、ハッキリいってどーでもいい)。

 余談ですが、上海のタクシーの運ちゃん(CV.中田譲治)が事あるごとに顔を出してましたが、ああいうキャラクターと演出は非常に面白くて好きでした。ユンユンといい、ハードな物語の中にあって、ホッとする存在です(^^)。

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TBありがとうございます(^^)。TBいただいた記事はぜんぶ読ませていただいてます~。
TBはほぼ100%お返ししてますが、たまにはじかれることがあるようです。
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