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今週の 『天保異聞 妖奇士』(#23)
2007/03/19(月) 10:01 
 先週の感想でもちらりと書きましたが、アトルの「揺れる心」というのは、どうしたってぶり返すものであったわけです。自分の居場所がキレイに見えるうちはいいですが、どうにもならない歪み、そしてオトナの理解の仕方を目の前にし、それらが積み重なった彼女の心はついに異界を開いてしまいます。

 ここに居ることに耐え難くなったアトルが生み出した異界。次に出てくるのは、ケツアルよりももっと恐ろしい妖夷なのかもしれません。

 本来打ち切りでなかったなら、アトルの“揺れ”を丹念にあと半年描いて今回のクライマックスに繋がったことと思います。その過程が永久に見られないのは残念なのですが、逆に序盤のペースだったら3~4話は優にかけていたであろうエピソードを1話の中でやってしまうことで、これまでにない小気味良い展開になっているのが素晴らしいとも言えるわけで……(^_^;。

 アトルは大人びた雰囲気が魅力ですが、最初に往壓と出会った頃にも見せたように、かなり直情的で稚い部分も持っています。だからこその揺れであって、「もう迷わない」と決意しておきながらまた揺らぐ他作品の主人公たちとも少し異なっている、ということをボクは強調しておきたいのです。

 ちなみに先々週だったか、宰蔵は「自分たちはここで生きていくしかないんだ」とアトルを諭しています。宰蔵は自分の清濁をきちんと理解し、成長しているというのが解ります(もちろん自分の中のわだかまりを解決した例のエピソードを経ているからですけど)。宰蔵は往壓たちと同じ“オトナ”ですが、アトルはそうではない、ということですね。

 「妖奇士」は、アトルに注目して、“彼女の目に映るもの”を考えながら見るととても面白いです。日本人の登場人物たちだけでは描写しきれなかったはずのテーマが、浮き彫りになっていると思うからです。

 あとは、異界を望むアトルをどのように現界に引き戻すか、です。

 自らを“妖夷”と変わらぬ身体にしてまでも江戸元を救いに行った往壓。彼ならば、きっとなんとかしてくれるハズです。OPとは逆になりそうですけど、もう一度、あの憐れな子に手をさしのべてやってくれい。


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TBありがとうございます(^^)。TBいただいた記事はぜんぶ読ませていただいてます~。
TBはほぼ100%お返ししてますが、たまにはじかれることがあるようです。
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【非公式】世界日本ハムの哀れblog@非公式さん 「いい歳こいて奇士好き 22話」
 メビウスの後のこちらもどうやら最終三部作。なんとか一応の最終回っぽくはできたらしい。と言うか先週までの1話完結モノがかなり割を食ったような。そういえばその前の三人往壓の話もそれまでの3話完結から2話完結になって
2007/03/19(月) 20:28:36
ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人さん 「(アニメ感想) 天保異聞 妖奇士 第23話 「印旛沼古堀筋御普請」」
天保異聞 妖奇士 あやかしあやし 二そこに、黒坊主という妖怪がいると言う・・・。下総の国、印旛沼の工事では相次いで事故が発生していた。その原因となっていたのは、黒坊主という妖怪の仕業である言う・・・。その頃江戸では、狂斎が太作という少年と出会っていた・・...
2007/03/21(水) 01:17:22
天保異聞妖奇士の第23話を見ました。説二十三 印旛沼古堀筋御普請アトルは突然、大きな人型をした妖夷に囲まれてしまう。そして、異界に飲み込まれてしまうという夢を相変わらず見ていた。「私はまだここにいる…ぅ…」下総国 印旛沼普請現場印旛沼の工事中に相次いで水..
2007/03/21(水) 08:03:43
前回のアトルの部分がどうにももう一つの話の流れとつながりが悪いなと思ったらアトルが大ボスになるための流れだったのね。アトルはてっきり駁になったりしてボロボロになっていく往壓を助ける側になるのかなぁと思っ
2007/03/21(水) 08:40:24
勿忘草の覚え書きさん 「妖奇士 説二十三 傍に居たい」
天保異聞 妖奇士 あやかしあやし 二…よかった。先週と同じテンションだったらどうしようかと思った。(まさかね)
2007/03/21(水) 15:47:21
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