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翠星石&蒼星石
2006/05/10(水) 00:29 
 ■ 『ローゼンメイデン トロイメント』(#01~12)の感想
 最終回を視聴した後、感想を書いていなかったので、あらためて作品全体を振り返ってみたいと思います。

 同じ「ローゼンメイデン」という作品ではありますが、第1部と第2部(トロイメント)では、テーマがシフトしています。無印では、真紅と、そのマスターとなったジュンくんの成長物語。では、トロイメントは?

 第2部は、“人形たちの物語”です。


ローゼンメイデン/蒼星石&翠星石
【クリックすると大きな絵が開きます】


 この作品は、キャラクターが“人形である”ということが最大限活かされた作りになっています。どのように人間と違うのかというと(もちろん人間に置き換えることは不可能ではないでしょうけども)、作り手と、持ち主(マスター)への愛情のふたつをその身に持つ存在である点です。

 完全な人形であれ、と望まれて生み出されたドールたちは、自分を創ってくれた“お父様”に対しての愛情を強く持っており、他の人形に打ち勝って自らを至高の人形たらしめんとする“アリスゲーム”を戦うよう宿命づけられています。
 ジュンくんのもとに集まったドールたちが、それぞれどのようにその宿命を受け入れたか。


 第1部で主人公だったジュンくんは、トロイメントでは彼女たちを受け入れる受け皿となりました。戦う必要なんてない。不完全でもいいじゃないか、と彼は言います。
 第2部のジュンくんは、人形たちのために、自らがどのような心をもって人形たちのマスターであればよいのかということを学んでいきました。

 欠けたり、汚れてしまった人形だろうと、持ち主が愛情を注いでいる限り、その人形は幸せなのだということを、ジュンくんは示し続ける役割でした。たとえ生みの親に認めてもらえなくても、愛してくれるマスターさえいれば人形は存在し続けられます。

 でも、真面目で優しい蒼星石は“お父様”が悲しむからという理由で戦いに赴き、そして負けてしまいます。

 水銀燈を復活させ、ローゼンのメイデンたちに戦いをし向けたのは薔薇水晶ですが、この薔薇水晶と蒼星石はとても似ているということができるかと思います。作り手である“お父様”の意志に忠実に行動した、という点において、ふたりは共通しているからです。

 人形にとっての幸せ。
 作り主のために生きることが果たして良いことなのか。
 完璧でなければ、人形としての価値はないのか?

 欠陥をもって生まれた人形・水銀燈。彼女を倒してしまった真紅は、ずっと後悔の念にさいなまれていましたし、ジュンくんとともに戦った経験を経て、“ジャンクの人形なんて存在しない。それぞれが素晴らしい輝きをもっている”、と復活した水銀燈に言うまでになりました。翠星石は他の姉妹たちからローザミスティカを奪うくらいなら、戦いから降りるとまで言うのです。

 ふたりとジュンくんの間に芽生えた信頼と絆。彼女たちは変わりました。
 このように、人形たちが自分たちの運命をどのようにとらえ、その行動を決めるのか。「トロイメント」はそういうエピソードであったように思います。

 ラストの薔薇水晶の崩壊に込められた意味とは、ドールたちの未来への暗示にほかなりません。完璧であることを求め、戦いを強要する“お父様”はとても残酷です。そして薔薇水晶のマスターの裡に存在する愛情は、じつは創った人形そのものを対象としているわけではなかった。彼にとって、人形は自身の“作品”でしかなかったのです。では、果たして“ローゼン”はどうでしょうか?(成長し、真の価値を得て“アリス”となった人形たちを見たいのかもしれない?)
 薔薇水晶の登場とその消滅は、人形の存在意義について真紅たちに疑問を投げかけていたと見ることができるのではないでしょうか。

 序盤で描かれていたジュンくん宅での、ローゼンメイデンたちの楽しげで幸せな日常。これこそ、答えではないかという気もするのですよね。


 「ローゼンメイデン」は、単なる萌えや一部のマニアのために“ドール”という設定をもってきたわけではなく、“人形”でなければ成立しえないストーリーがきちんと構築されているところが素晴らしい(^^)。


 さて、復活した水銀燈。自らをジャンクと呼ぶマスターに出逢った、未完成のドール。彼女は第2部でとてもいいキャラになりました。病気をもって生まれたマスターのために戦いに臨む姿には泣けました。マジ泣きしたのは雛苺の停止する回でしたが(´д⊂ヽ。

 水銀燈はビジュアル的にも好きなので、いずれイラストを描いてみたいな、などと思ってたりします。今回は、双子なのに道を違えた姉妹を(^^)。

 ドールでは性格的に翠星石が一番好きなのですが、誰のマスターになるかと言われたら(悩んだ末に)蒼星石がいいかなぁ、と答えるボク(^_^;。“パートナー”として考えるなら、やっぱ彼女が一番 ('∇'*)。


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TBありがとうございます(^^)。TBいただいた記事はぜんぶ読ませていただいてます~。
TBはほぼ100%お返ししてますが、たまにはじかれることがあるようです。
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