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蟲と人の話 /『蟲師』
2006/03/14(火) 07:58 
 ■ 最終回(#20)の感想
 最終回の感想、といいつつ、いつものように作品全体のまとめを。

 最初はどういうスタンスで観ればいいのか戸惑いもしましたが、エピソードの積み重ねによって作品がだんだんと理解できるようになり、最終的には毎週楽しみに、興味深く観させていただきました。

 妖怪や妖精といった類いの、自然現象の顕現化。この作品ではその名称は「蟲」となっています。それは人の世界の裏にあるもので、人とは切っては切れないものです。人の運命を変えてしまうこともある。ギンコに見えるような蟲のいない我々の世界ですが、「蟲」を象徴的なものとするなら、まさにこの現代でも同じようなことは起きていたりするものです。


 白い竹のエピソード「籠のなか」。蟲の世界との狭間で、偏見に翻弄された男。これも、最後には蟲の世界に寄ることで、やり直しの機会が与えられました。
 「暁の蛇」。忘れることは哀しいけれど、そうでなければ……。
 片割れが消えてしまったふたごの話「虚繭取り」。これも最後には、ひょっこりと戻ってきます。
 「天辺の糸」。これも、男が周りから奇異の目で見られることを顧みず、彼女の“存在”を信じることで取り戻すことができました。

 一見、突き放したような、容赦のない話もあるのですが、全体を通して作品から感じるのは作者の、世界を見つめる目にこもる優しさ、でありました。


 そしてこの最後の20話。
 蟲を封じる運命を背負わされた少女の話。どうやらこのエピソードが最後ではなく、未放送分が存在するらしいですが、少なくともボクはこの話がラストでとてもよかったと思っています。最終回、と言われて素直に納得できる、いいお話でした。

 人と蟲の仲介者としてのギンコの生き方は、ボクが第2話の時点で思ったように、むやみに人にあだなす蟲を退治しようというのではなく、いかに折り合いをつけるかという道を探るものでありました。蟲師を生業とするギンコは、蟲にまつわる事件を通して、いろいろな人の人生を見つめてきたでしょう。一方、蟲に縛られる生を受けた少女は、蟲への恨みではなく、哀しみをもってそれを見つめています。

 彼女は従容と自らの運命を受け入れていますが、決して絶望も悲観もしていない。それどころか、その蟲との生活の中に、密やかな楽しみさえも見つけている。そして、ギンコに惹かれるのです。

 歩けるようになったら、いっしょに旅がしたい、と言う少女。
 おそらくそうはならないだろうと解っているのかもしれません。でも、ギンコはその願いを受け入れます。

 優しい男じゃないですか(´д⊂ヽ

 積み重ねてきたエピソードが、見事に結実。染み入るようなエンディングでした。ああ、いいもの見せてもらった。


 淡幽の声は、小林 愛さん。小林さんといえば、「∀ガンダム」のリリ様です。この人は独特の雰囲気があって好きなんですよ(^^)。


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TBありがとうございます(^^)。TBいただいた記事はぜんぶ読ませていただいてます~。
TBはほぼ100%お返ししてますが、たまにはじかれることがあるようです。
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コメント
この記事へのコメント
● 蟲師いい作品でした…
こんにちはまいらさん
独特の雰囲気のある作品でしたよね蟲師・・・
未放送分のやつは四月から放送するらしいですが
20話が最終回でも十分いい話ですよねw
人を描き問題提起ではなく対話の道を模索するギンコは心を打つものがありました
こういう作品が増えてくれるといいですね~

>淡幽の声
リリ・ボルジャーノン?そうなんですか!気づかなかった・・・
ON AIRでいい声だなぁ・・・と思ってたんですが・・・そうだったんですかぁ~w
2006/03/14(火) 14:52:58 | URL | 帽子屋HELLO #gwXj3omc[ 編集]
● おおっ
4月に残りをやるんですか! それはうれしいですね(^^)。

蟲師はクオリティも高くて、ホントまれに見る良作でしたね。

小林愛さん、良い声ですよね。淡幽にこの人をもってきたおかげで、よりキャラが深まったカンジです(^^)。

2006/03/15(水) 07:57:12 | URL | まいら #-[ 編集]
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