猫ようかん出張所
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それが僕の響鬼 /『仮面ライダー響鬼』
2006/01/22(日) 21:04 
 ■ 最終回(#48)の感想
 終わりました……。

 いやあ、作品全体的にいろいろツッコミどころは多かったけど、なんとか着陸したという印象です。終盤は急速にまとめに入っていて乱暴な感じはあったんですけど(キリヤ関係とか、だいぶ強引でした(^_^;)、それぞれの登場人物の成長がきちんと描かれていて、テーマ的に未消化な部分はほとんど残されていない形で終了となりました(描き方そのものにはいろいろ問題はありましたが)。

 先週の時点でほぼすべての要素にカタがついており、どんなムチャクチャなエピソードになろうと(空に向かってライダーキック、とかでも(^_^;)、一応終わって問題ないところまで来たな、とは思っていました。そんなボクからすれば、今回の最終回は出来すぎなくらいまとまっていて良かったと思います。


 自分に師匠がいなかったこともあってか、ずっと弟子を取ろうとしなかった響鬼さん
 出会ったときからずっと明日夢を弟子だと思っていた、というセリフは、後進に鬼としての生き方を伝える“師匠”としての自分も、明日夢の存在と彼とのつき合いとともに作り上げられたと思っているからじゃないでしょうか。離れていた1年の間も、彼らは心の中でずっと師弟の絆を持ち続けていた、というのには正直ホロリとしました。

 「鍛えたな、明日夢」

 正直、最終話以外の明日夢くんは煮え切らず、成長もわずかしか見えないさえない男の子だったと思うんですが、1年間の頑張りや最後の響鬼さんへの接し方を見ていたらみんな許せました。この響鬼さんのひと言で、なんだか1年間観ててよかった、という気になりました(´д⊂ヽ。


 師匠と弟子の関係については、響鬼&明日夢(&キリヤ)、斬鬼&轟鬼、威吹鬼&あきら、の3組についてそれぞれ描写があったわけですが、振り返ってみると「響鬼」という作品は一貫してそれが主要テーマとして据えられた、めずらしいタイプの作品ではないかと思います。主人公と師匠、を描くだけなら腐るほどありますけど、それ自体が作品のテーマというのはあんまりないような気がするんですね。

 だからこそ、ふだん特撮系をほとんど観ないボクが1話も欠かさずにこの作品を見続けました。


 明日夢くんが鬼にならないのではないか、という予想は、ヘタレのキリヤが同時に弟子になったときにもう実は見えていたということもできますね。キリヤの黒い部分を残り話数で善い方向へ向かせる、というのがどうしても「ムリだ」と感じたのでボクはそれが予想できなかったんですけど。……ていうか、キリヤ問題の決着のつけかたに関しては予想の斜め上をいくブッ飛びぶりだったので、こんなラストを想像しろという方が無理だよ(^_^;。


 斬鬼さんが遺した「“鬼”とはひとつの生き方だ」の言葉。
 復讐のために鬼になることを志し、途中でそれをやめた、あきらちゃん。
 (手段はアレだが)父親を乗り越えるためにどうしても鬼になりたいというキリヤ。
 それらの要素を受けての、(明確なもののなにひとつなかった)明日夢の選んだ道

 そして、鬼にならなくてもおまえは俺の弟子だ、という響鬼さんの見事な締めくくり。

 終わった。ちゃんと終わったよ~(信じられないけど)。
 作品の価値が“きちんとテーマを描ききる”ということだとするなら、「響鬼」はその最低限のことはこなしたと評価すべきだと思うのですが、いかがでしょうか(何度もいうけど、描き方には問題多かったですが(^_^;)。




 最終回ですので、ついでにその他の話も。

 「響鬼」は特撮にはめずらしく、役者さんがまともな人が多くて好感がもてました。特にメインの響鬼、威吹鬼、轟鬼の3人の役者さんは完璧。斬鬼さん&轟鬼くんの師弟描写でも、あの轟鬼役の役者さんの好演技があったればこその感動だと思っています。明日夢くんも上手かったですが。

 これだけのまともなメンツで特撮番組が作られることは、後にも先にもそうあることじゃないだろうな、と思うんです。その意味でも、「響鬼」は希有な作品といえます。


 デザイン面でも、メインターゲット層の子供たちにはウケなかったかもしれませんが(^_^;、鬼たちのマスクは芸術的ともいえる造形美(^^)。師弟でほぼ同じ造形ながら金と銀の色違いの斬鬼&轟鬼も良いですが、やっぱ紫系が絶妙に入った響鬼さんが最高ですね(赤化以降は除外)。
 マスクだけじゃなく体の方も、光沢のある筋肉美といった趣でたいへんカッコ良かったです。


 まあ、なんにしてもなんだかんだ言って1年楽しみました。
 これから先、ボクがライダーを通して観ることなどほとんどないでしょう。ありがとう「響鬼」。さようなら「響鬼」。

 劇中の響鬼さんとほぼ同い年なのに(笑)、響鬼さんに憧れて例の「シュッ」という挨拶の仕草や、太鼓のバチを手の中でくるくる回すアクションを練習したりしたのはヒミツです。


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TBありがとうございます(^^)。TBいただいた記事はぜんぶ読ませていただいてます~。
TBはほぼ100%お返ししてますが、たまにはじかれることがあるようです。
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