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ふたつの愛情 /『ローゼンメイデン トロイメント』
2006/01/13(金) 15:11 
 ■ すでにだいぶ前(#08~09)の感想
 すべての人形に対して(失敗作も含めて)作り手は愛情をそそぐ、というのが語られた第8話。この作品に登場する人形たちも、みな光に包まれた愛しい“お父さま”の記憶を持っています。

 そしてその“お父さま”のために戦うことを決意する蒼星石。
 完璧なドール“アリス”になるために。
 それがお父さまの願いだったから。

 でも、ジュンくんは言います。不完全なことのどこがいけないのか、と。

 ジュンくんが見学した人形師の作業。人形の生みの親たる人形師は気に入らない作品を作ってしまうと、それを壊してしまいます。陶芸家などもそうでしょうけど、作る人間というのはそういうところがありますね。それでも、作る時に注ぐ愛情はまったく等価だと言います。これは当たり前です。最初から失敗作をめざして作ってるわけではないのですから。

 でも、一方ではボクはこうも思います。
 市販のものでもそうでしょうけど、手に入れたオーナーがそれに愛情をそそいでいるのであれば、人形というのはそれで幸せなんじゃないか、と。たとえそれが他人からみて不出来であろうと、です。
 ジュンくんのいらだちもまさにそこにあります。彼女たちはジュンくんの家で楽しく、幸せに暮らしているのに。


 マスターのためにアリスゲームに勝てば手に入る“ローザミスティカ”の力を欲する水銀燈。
 病気をもって生まれた彼女のマスターは、自らを“ジャンク”といいます。パーツの欠けた未完成の水銀燈とペアになるのが運命であったかのように。

 この作品の第1期をどうしてボクが評価しているかというと、その“ジャンク”についての考え方とラストへの持って行き方が素晴らしかったからです。第1話で視ている側が不快になるほど人間的に問題のあったジュンくん。マスターに対しても尊大に接していた真紅。

 戦いの中で、ジュンくんも真紅も成長しました。第2期はさらに面白くなりました。水銀燈が戻ってきたときに真紅が言った言葉、“ジャンク”の人形なんて存在しない。それぞれが素晴らしい輝きをもっている、と。
 ジュンくんも見違えるように前向きになりました。ペアの成長がシンクロしているんですね。


 生みの親が悲しんでいるから、という理由で戦いに赴く蒼星石。
 どうしてなんだ、という気持ちはぬぐえません。彼女がたぶん、すごく優しい子だからなのでしょう。
 そして蒼星石は──

 なんという哀しい物語でしょうか (´д⊂ヽ


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TBありがとうございます(^^)。TBいただいた記事はぜんぶ読ませていただいてます~。
TBはほぼ100%お返ししてますが、たまにはじかれることがあるようです。
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