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ロマンチックか /『舞-乙HiME』
2006/01/09(月) 01:44 
 ■ 今週(#13)の感想の補足2
 先日の「補足」にて直接のレスを含め、いくつかの反響をいただいたことに、まず感謝をしたいと思います。

 実際のところボクの勘違いもありまして、あれほど目くじら立てて言わんでもという反省はいたしました。その辺をちっと整理して、次回(&それ以降)の放送に臨みたいと思います。


 勘違い、といいますのは、オトメの存在についてのあの世界の人たちの認識です。ボクが思っていた以上に、若い世代の認識不足というのは大きいようで、その意味では若いコーラルの子たちがアカネちゃんについて喜んでいたのは納得できるかな、と考えを改めました。
 オフィシャルサイトのキャラ紹介をみても、志望動機に「?」と首をかしげてしまうような子もたしかにいましたしね。序盤からオトメは社交界の華とはさんざん言われていましたから、少なくとも訓練段階にある少女たちが軽い認識でいるのは理解できます(イリーナも、戦争なんて起こるわけないしー、って言ってましたもんね)。だからといって許されるもんでもないでしょうけど(^_^;……地下書庫でマリアさんの話を聞くエピソードもあったわけだし。

 また、アカネちゃん自身もいったんは自分の進もうとしていた道をちゃんと選ぶことを決めて叙任式に臨んだんだから、まあヨシとしましょう(結果的には恋を選びましたが)。


 それでも、14年前にオトメ不在になった瞬間に襲われて大変なことになったヴィントブルーム王国の事件の記憶も新しいはず(しかもガルデローベはそのお膝元にある)なのに、関係者の誰もがアカネちゃんの辞退について「ヤバイ」と思ったような描写がなかったのは不思議なのです。

 それだけでなく、ナギやカルデアのアルゴス14世のように世界の覇を密かに狙っていると思われる王が実際に存在しており、ハルモニウムが起動したことを受けて各国の動きが活発になっているという情報が飛び交っていることが視聴者の方にも知らされているにもかかわらず(ジパングの巧海も自ら赴いて不干渉を通達するくらいですから、ガルデローベとオトメが重要視されていることは明白なのに)、ガルデローベ内のあの呑気さはなんだろう、とも感じるわけです。

 また、アリカが入学当時に学費その他の費用について知って青くなる描写もありました。
 当然、アカネちゃんだって多額の国家の援助を受けてこれまで修業に励んでいたはずです。恋をしちゃったらまあしょうがないですけど、ね(´Д`;)。


 この「舞-乙HiME」に関しては、前作よりも設定がフクザツになっています。前回はただ「負けたら、自分の一番大切な存在が消えてしまう」というその1点のみを理解していればその他は無視しても物語が楽しめるようになっていました。

 今作では人物関係が密接に世界の成り立ちや国家情勢と結びついているので、恋人たちの問題にしても単純にふたりだけの問題として捉えることはできない……という風にボクは観てしまっているところが、逆に間違いの元になっているのかもしれませんけどね(^_^;(こういうのは多分に“男の思考”だと自分で思います)。


 先日の感想にも書きましたが、実際問題として公衆の面前で一国の国王の顔に泥を塗ってしまったふたりを、少なくともフロリンス王は許すとも思えません。「清恋の孔雀石」のこれまでのマイスターオトメだった人は結婚で引退だそうです。これがフロリンス王のお手つきなのか、とか疑問はいろいろあるんですが(普通に結婚退職だとしても、どうしてアカネの正式な卒業まで待てなかったのか(^_^;とか)、カズくんの国にしてみればライバル国のオトメを略奪したわけですから彼は英雄だし、そちらにかくまわれるとしても、ふたりの選択が両国の関係に重大な影響を与えてしまったことは事実でしょう。

 今週のエピソードでは、この1点だけはどうしても釈然としないわけです。
 逆にいえば、制作側がそのことをふまえた上で今回の話をあえて明るく演出し、将来的に終盤でふたりの過酷な運命を描いて視聴者をさらなるどんでん返しの衝撃に叩き込もうと意図しているのであれば、もちろん納得しますし、「舞-乙HiMEすげーヽ(´▽`)ノ」となるのですが……果たして(^_^;。


 今回のハイライトシーンは「卒業」(あるいは「FSS」)を意識したパロディに乗せていましたが、ボクがもうひとつ思い出した映画は「小さな恋のメロディ」です。
 筋肉少女帯の歌に、その映画のことを歌った同名の曲があるのですが、その最後のフレーズが印象深いです。

 あのふたりが向かう先にはなにが。
 あの線路は、どこに続いているのか。

 「きっと地獄なんだわ」

 あの映画のラストに漂っていたのは、恋人たちの選択への祝福ではなかったようにボクも思います(周りの仲間たちは今回のコーラルたちと同じように見送っていたように思いますが)。駆け落ちモノには漠然とした不安感というのはどうしてもつきまとうものです。その演出は当然あるべきだったのに、まったく感じられなかった、そのことがボクの不安をあおるんです(^_^;。

 今週の「舞-乙HiME」、そして「小さな恋のメロディ」はある意味で“ロマンチックの極致”でした。ボクの違和感は、前作とも繋がっていますが、作品で描かれている“世界の生々しさ”とそぐわないからではないか、とも思ったわけであります。


 
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TBありがとうございます(^^)。TBいただいた記事はぜんぶ読ませていただいてます~。
TBはほぼ100%お返ししてますが、たまにはじかれることがあるようです。
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コメント
この記事へのコメント
はじめまして、ブログ記事読ませていただきました。
私も不満というか、アカネちゃんは幸せになれないだろうなぁと思ってる1人ですw
ぶっちゃけた話、オマージュに「卒業」を選んでるってことは、一見ハッピーエンドに見えて、実は未来に不幸が待っているという、ブラックユーモア溢れるあのEDも踏襲してるんじゃないかと思うんです。
なので来週以降、「幸せになれなかったアカネ」を間接的に描く事があるんじゃないかなー、とか考えてます。
2006/01/10(火) 02:04:18 | URL | 桂樹緑 #qP0ogNIE[ 編集]
● コメントありがとうございます~
桂樹緑さんのおっしゃるように、アンハッピーなアカネちゃんのその後が描かれれば、ある意味神作品といっていいでしょう。

ていうか、それを期待したい(・∀・)。

でも、舞-HiMEのスタッフはこちらの予想の逆を突いてくることも多いですが、「えっ、それでいいの(´Д`;)?」というのも結構多いですから……(笑)。
2006/01/10(火) 03:50:49 | URL | まいら #-[ 編集]
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