猫ようかん出張所
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ローレライ
2006/01/06(金) 01:17 
 ■ 本日の映画 『ローレライ』 ★☆☆
 潜水艦モノとしての「お約束」な要素はすべて盛り込んでありますね。爆雷の恐怖、水圧の恐怖、乗組員の犠牲、魚雷命中の快感……ただ、詰め込んでるなぁ、感は結構あります。そして料理し切れてないなぁ、みたいなカンジです。すべて迫力不足。全体的に散漫な印象が。
 艦内の反乱もそうだし、語り手の元アメリカ兵も、途中で不自然に映されるのでなんだろうと思ってましたけど、最後での種明かしも突然以外の何ものでもなかったですよ(^_^;。伏線が伏線として生きてないというか。

 艦長の言ってることが結構メチャクチャな感じを受けます。より多くの命を救うために残酷な選択を迫られる……というU-571で描かれたような重いテーマ(ボクはあのダルグレン艦長のキャラが好きだ)。艦長という責任ある立場の自覚があるなら、最初から「自分の艦から戦死者はひとりも出さん!」などとは言わない方がいいです(^_^;。結局犠牲なしじゃなにもできなかったわけですし。

 例の注水を決断するシーンから、最後の副長さんの犠牲のエピソードを並べちゃうとよく判るんですけど、自分により近しい副長さんの時だけ感傷をあらわにしてみたり(それも人間的っていえばそうなんですけど)……なんかこう一本筋の通った、信頼できる艦長像というのが得られなくて、最後まで感情移入できませんでした。もしかしたら原作では、どっちも断腸の思いで命令を下してたのかもしれませんけど。
 「K-19」なんかだと艦長はやはり割とアレなんですが、副長さんをうまく使って観客の感情を動かしてたので、そのへんは見事でしたね。

 中途半端な自分だけの信念を振りかざして、というのはボクなんかからしてみると、「えー」という感じなのですが、そういうのが受ける層というのもどうやらあるらしい。
 ボクがあの艦の乗組員だったら、まず間違いなく退艦するボートに乗ってます(^_^;。
 誰があんな艦長を信頼してついていけるもんですか。

 キャスティングやCG特撮については、別に問題なかったです。女の子の衣装だって別にOKですよ。架空戦記物につきもののツッコミどころも、個人的にはあまり気にならないんです。やはり、バランスの良い映像を作るのは難しいのだなぁ、と思いました。

 イ507の魚雷、雷跡引いてましたけど、やっぱドイツ製の潜水艦なんで魚雷もドイツ製という解釈でいいのでしょうか(本数限定みたいだったし)。あと、N式の操作系は回天とほぼ同じと言ってましたけど、N式部分はドイツ製ではないってことですか? N式の外殻は柔らかいと言ってましたが、曳航したまま爆雷の中をくぐり抜けたり深海に潜ったりして大丈夫だったのですか? アイスクリームの件ですが、大戦中の潜水艦に冷凍庫や生クリーム、牛乳は積んでるものなのか?(それらなしで作ったのか?) 乗組員の一部が南方にいた兵士ということですが、てことは陸軍の人ではないのですか?(なぜ潜水艦に…)
 ……そんな細かいどーでもいいことが気になって仕方ありません(^_^;。原作読めよ、という話ですか。そうですか。

 てなわけで、個人的には今まで観た潜水艦モノの中でダントツの最低映画だったわけですが、興行収入的には日本で公開された潜水艦ジャンルの映画で最高成績らしいですね。世も末だ……。


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TBありがとうございます(^^)。TBいただいた記事はぜんぶ読ませていただいてます~。
TBはほぼ100%お返ししてますが、たまにはじかれることがあるようです。
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