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冷ややかな宇宙 /『2001年宇宙の旅』
2006/01/05(木) 05:19 
 ■ 本日の映画 『2001年宇宙の旅』 ★★★
 小学生くらいの時に、一度TVで放映したんですね、コレ。当時すでに宇宙に興味があったので、ワクワクしながらTVの前に座りましたとも、ええ。そしたら、あまりの映像の退屈さに、猿がウホウホやってるところで寝てしまったんですね、これが(^_^;(ちなみにメチャクチャ序盤です)。

 今見ると、寝るどころじゃないです。もちろん、音楽や映像のテンポのせいで多分に眠くなる要素というのもあるのは事実なのですが(^_^;、それ以上に刺激されるものがたくさんこの映画にはあります。
 とにかく一番に挙げなければいけないのは、この映画の隅々までを貫いている、「美意識」でしょう。
 圧巻、としか言いようがない。CG全盛の現代の映画に勝るとも劣らない、映像美。

 SF考証などについては、さすがに三〇年も前に作られたものですので、「ああ、昔の人は宇宙での生活をこんな風に想像してたんだ」というツッコミどころがないわけではありません。でもそのあたりはいわゆる「レトロフューチャー」として楽しんでしまえばいい。

 原作と映画とでは少し異なるようですね。詳しくは知りませんが、この映画からはすごく宗教的なニオイがします。といっても、洗脳的であるとか、教化されるというようなものではぜんぜんありません。

 人類はモノリスとの接触によって道具(知恵)を与えられ、猿から進化しました。DVDのチャプターには、その章のタイトルとしてこう書かれてあります。「人類の夜明け」と。
 その道具は放り上げられて宇宙船に変わります。人類の進化を象徴するシーンということになっているようですが、どうも思い返してみるとそう単純なものではないみたい。

 人類が道具を手に入れて最初にしたことは、「殺人」であると描かれた冒頭のシーン。
 進化して宇宙船やコンピュータを造り上げた人間の世界でも、その道具は人を殺しました。
 人の進化とは、それが良い悪いとに関係なく、その最初の「業」を内に含んだものなのだなぁ、と感じたのです。最後のあたりはなにを象徴しているのかよく解らないのですが、そういう業を背負ってしまった人類に対する、永遠の責め苦のように見えなくもない。
 星野之宣さんの『2001夜物語』を読んで衝撃を受けたクチなので、そういう捉え方をしてしまうのかもしれませんが(^_^;。

 それにしても、この映画で描かれる、どこまでも「冷ややかな」宇宙。その底知れなさは、今まで見たどの映画よりも深いものです。
 さすが、当時話題になっただけのことはあるなぁ、と思いました。

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TBありがとうございます(^^)。TBいただいた記事はぜんぶ読ませていただいてます~。
TBはほぼ100%お返ししてますが、たまにはじかれることがあるようです。
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