猫ようかん出張所
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夏戦争
2010/07/28(水) 16:40 
 ● 映画『サマーウォーズ』感想

 先日『サマーウォーズ』を視聴しました(といっても、かなり前……DVDレンタル開始当日でした)。最近のアニメ映画は「時をかける少女」や「マイマイ新子」など、一部で人気を博しているようですが、なぜか自分はピンと来ません。

 もちろん悪い作品ではありませんけどね。「サマーウォーズ」に関しては、ヒロインがヒロインとして機能していないのが最大の問題のように感じました。せっかくの貞本デザインが、本編の作画で台無しになっているのも含めて、「学校で最も人気のある先輩」というヒロインの美少女設定が説得力を失っています。

 アニメの美少女キャラというのは、顔か声かのどちらかが美しければ、あとはどうとでも脳内で補完できる余地があります。ところが、夏希さんの場合はその両方が残念なことになっていました。

 それだけでなく、性格にもかなり問題があります。後半の事件解決のプロセスの中でも、取って付けたような花札シーンがあるだけですし、ラストの主人公への傾倒も、いわゆる“ご褒美”的な使われ方で感激もなにもない。

 広大なネットの世界で戦っている、という設定とか概念は分かるんですけど、リアルの出来事はほぼ「家(家族)」の中ですし、「ボクのID使って」という世界中の人の気持ちが、非常に仮想的でよく分からない。あそこが本当なら感情が盛り上がるシーンなんだと思うし、あのネット内世界のその他大勢の人=映画を見てる観客、として気持ちが一体になるはずのところなんですけど、それこそ感情移入できなかったんですよ。

 真にヒロイン的役割を果たしていたのは佳主馬くんですし、あえていうなら、おばあちゃんもです。従って、全体としてはギリギリ映画のストーリーを崩壊させないところでまとめていますが、だからといって決して絶賛されるほどの作品ではない、というのが感想です。

 絶賛されている作品といえば、『エヴァ破』についても言いたいことはあるんだよなぁ(^_^;。劇場には2回観に行ったし、Blu-rayも買いました。面白かったです。面白かったんだけど、ね。

「おまえらの見たかったエヴァって、こんなのだろ!」「はいそうです!ヒャッホー!」的な単純さというか、薄っぺらい少年マンガ的ノリを喜んでいるというか……。そういう自己嫌悪をちょっぴり感じました。

 ……自分でもずいぶんひねくれてるとは思います(^_^;

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ヱヴァ観てきました
2007/09/16(日) 07:08 
 ヱヴァンゲリヲン新劇場版、観てきました。

 当時のエヴァにそれほどハマっていた、というわけではないボクですら、素直に良く出来た映画だ、と言える内容で満足です。

 てゆーか、旧TV版の脚本がいかに完成度が高かったかを思い知らされましたね。今回の映画も、過不足なくまとまっていて、新規追加シーンの各キャラのセリフも、ストーリーを「正しい方向へ」持って行こうとする素直さが感じられて、好感触です。

 ラミエル戦、の第二射目へ向かうシンジくんの姿には、正直感動しました。単発の映画としても、「序」は彼のストーリーとして完成されていて素晴らしいですね。


 で、やっぱビジュアル的に綾波はイイなぁ、と思うわけですよ。

 ボクは長門や、最近では「らき☆すた」のみなみちゃんとかお気に入りですけど、綾波はいまだにキャラとしてはそれほど魅力を感じません。あまりにも無機質すぎるからかもしれませんが、それでも、カノジョのビジュアルのインパクトというか完成された美しさというのは凄いなぁ、と思います。

 いつか描くべ。
映画 『連合艦隊』
2006/05/23(火) 04:43 
 ■ 『連合艦隊』の感想
 ボクにとってのトラウマ映画のひとつです。もう25年も前の映画で、小学生の頃劇場で観ています。
 去年の「男たちの大和」公開時には、やはりどうしてもこの映画の存在に思いを馳せざるを得なかったです。まず先に自分としてはこちらをもう一度観ておかなければ、と思っていた矢先に近所のレンタル屋にDVDが入荷したので、さっそく借りてきました。

 実際に戦争を知る世代が中心になって撮っている、というところに映像的な価値もあるこの作品。太平洋戦争史自体、あまり詳しくはないのですが、あらためて見てみると、山本五十六長官、宇垣中将などをはじめとして、後世の人たちの間で認識されている海軍の軍人さんたちのイメージがよく再現されているという印象をもちました。

 亡くなられている俳優さんたちもいたりするのですが、さすがにキャスティングは豪華ですね。たしかな演技に裏打ちされたドラマは、観ていて本当に安心感があります。なにせ25年前のことですから、古手川祐子も20歳そこそこだし、中井貴一はこれがデビュー作。森重久弥も若いですなぁ(^_^;。


 戦争論を語るつもりはないので、ここでは一番最初に言った、子供の頃に特に印象に残ったシーンを中心にご紹介を。

 一番はやっぱりラストシーンでしょうね。
 浸水した通路に、流された血と黒いオイルが流れ出し、そこかしこに横たわる死体の山。そんな地獄絵図の中で、弾薬庫への誘爆を防ぐため、注水ベントを開こうとする財津一郎。弁が火災で熱くなっててね……握ると「ジュウウゥ」と手のひらが焼けるんですよぉ(´д⊂ヽ

 あの一連の光景は、実際に大和に乗り組んだ人の手記なんかを読むと書かれてるんですが、たぶん本当の艦(フネ)の中もああだったに違いないと思わせる凄絶さなんです。


 学徒動員で空母に乗り込んできた若い戦闘機乗り(空母に着艦する技倆もない)たちが、整備員に「自分たちは還って来れません。せっかく整備してくださった戦闘機を敵にぶつけてしまいますが、許してください」と言いに来るシーン。たしかに憶えていたのに、DVDで観るまで記憶の中に封印されてました。印象に残るシーンですねぇ。ここの長門裕行となべおさみがイイ味出してんだ……(T_T)。

 あとは地味に山本長官の戦死シーンかな……。


 「男たちの大和~」の方は未見なのでなんとも言えませんが、こちらの作品は「連合艦隊」と名がついているとおり、連合艦隊を指揮する立場の上層部の描写に重きが置かれています。もちろん士官、下士官たちや出征する男たちを送り出すその家族、恋人の運命もきちんと描いていますが、あくまでも連合艦隊の終焉を描いた作品。大和の爆沈シーンは映像的にも圧巻ですし、映画はその余韻を引きながら終わります。


 こういう戦争映画を観て、「戦争ってやだね」という感想を持つだけではイカンな、とはいつも思います。戦争を知っている世代の「戦争は悲惨だ」という言葉と、戦争を知らない我々の認識の中のそれは、まったく違う言葉であるとも認識しなければいけないな、と思うのです。


 ところでこの作品に使われた大和の模型(全長13m。1/20スケールですね)ですが、ついこないだまでお台場の船の科学館に展示されていました。ボクは3回くらい現物を見に行ったことがあるんですけど、先日台風の被害に遭って廃棄処分になったそうで……(T_T)。


映画『亡国のイージス』
2006/03/07(火) 20:39 
 ■ 本日の映画 『亡国のイージス』★★☆
 少なくとも、最近映画化された原作者の三部作の中では一番まとも…だと思います。「戦国~」はまだ未見ですが、「ローレライ」がダメだ、と思ったボクの感想に反してこれを面白い、と言った友人が「戦国~」を酷評してたので、たぶん「イージス」が一番でしょう(^_^;。

 観ようと思った動機は、単純に公開当時に放送されたTVCMのカットに、F-2支援戦闘機が映っていたから。個人的にF-2好きなんですよ。たぶんこれから先も映画の中であんまり活躍するシーンを見れない機体でしょうから、ある意味貴重です(^_^;。


 イージス艦としての描き方には不満点もあるし、原作を読んでいないと不可解な点も多いし、そもそも男性的な観念で語られている作品なのでまったく万人受けはしないでしょうけど、基本的には嫌いじゃないです。

 専守防衛という枷をはめられ、その意義を疑われることの多い自衛隊ですが、この映画はその是非を問うような内容でもありません。その視点で言うなら、先任伍長(真田広之)の最後の引き金を引く行動はまさに、「撃たれる前に撃て」の実践ですから、すでに肯定されていますし(^_^;。
 首相のいる対策本部の描き方の薄さからいっても、きっとそっちの方はどうでもいいんでしょう。


 「これは戦争だ」と溝口三佐(ヨンファ)と言いましたが、ボクに言わせればあんなのは断じて戦争じゃない。

 その日本人的な感覚に対する問題提起。
 テロリスト(あえてこう言おう)が要求した例の論文の五大新聞への公開。仮にこれが実現したところで、なにほどのものか(首謀の彼は、自国を基準にそれが効果のあることと考えていたかもしれませんが)。さらにいえば、この映画を観た人がその危機意識についてどれだけ深刻に受け止めることができるだろうか、ということを考えると、この映画の存在はある種の悲しさをもって見つめざるを得ないです(´д⊂ヽ

 危機意識をもち、現代の日本人の目を覚まさせようと画策してクーデターを起こす、という日本映画には「皇帝のいない八月」というのがありますが、時代的な背景もあってそちらの方が凄みがあります(クーデター側も内閣側も)。警鐘、という役割を果たすにはこの「イージス」はアクション側に寄りすぎな気もします。


 この作品で注目すべきは先任伍長でも如月でも副長でもヨンファでもなくて、理想に従ってクーデター的な(あまつさえ故国を某国に売るという)行動をとったイージス艦幹部たちの葛藤かと思いました。おしむらくは、彼らの動機がいまひとつ描写不足であったことです。
 原作も未読なのでよくわからんのですが(映画から読み取れないというのも問題なのですが)、他のどの箇所を省いても、それだけは本当ならきちっと描いてないといけないような気がしました。

 唯一手がかりとなるのは「こんな国は我々とともに一度滅んだ方がいいんだ」という幹部のひとりの言葉ですが、ボクが欲しかったのは、そうした理想というか嘆きが噴出してクーデターあるいはテロ、そして某国に故国を売る、という恐ろしい行為に及んだ彼らの胸の内といいますか、説得力なんですよ。

 それは映画を見る人間にとっても、決して共感できない部分ではないはずだからです。
 その上で生じる、「本当にこのまま続けていいのか」というその葛藤こそが日本人的じゃないですか。そこに注目して見る限りにおいて、この日本国内でしか成立しない日本の映画の存在意義は、たしかにあると思うのです。じつに惜しい。観念としては解る、解るけど……。

 まあ、先任伍長の振りかざす中途半端な人間性の主張も、充分日本人らしいといえばらしいかな(^_^;。葛藤しつつ結局撃っちゃうトコなんか、サイコーですよ。


 さて、空自のF-2支援戦闘機ですが、やはり濃紺の洋上迷彩の美しさは絶品です(^^)。こういう映像だけはCGやアニメでは味わえない良さですね。


映画 『タワーリング・インフェルノ』
2006/01/30(月) 06:21 
 ■ 本日の映画 『タワーリング・インフェルノ』 ★★☆
 いやあ、面白かったですね。
 パニック物ということは知っていたのですけど、実はもっと悲惨なものを想像していました。人の落下シーンとか、TV放映時には予告映像でよく流れますからね(^_^;。

 先を争って逃げる……などの「パニックシーン」は実際はほとんど起こらず、確実に忍び寄る炎と煙との理性的な戦いが繰り広げられる様が、この作品をして「大作」と呼ばしめるに充分な重々しさと迫力を示しているのではないかと思うわけです(人がキャーキャー言ってバタバタ死ぬようなパニック物とは違うよ、という意味で)。命をかけて愛する人を……的なクサイところもほとんどないですしね。登場人物たちがその状況下での最善を尽くしている様を淡々と描写している、という映画じゃないでしょうか。ボクはそのあたりを“リアル”と捉えました(ホントはもうちょっと泣きわめく人がいてもいいんじゃないか、という気はしますが(^_^;)。

 炎の中に取り残された人物たちの描写の方に重きを置いている……と見るべきなのですが、だからといって人物の掘り下げがキチンとしているというわけでもないのですね。そのあたりを、クドくなりすぎず、短時間で効果的に見せるために当時の名優たちが数多く揃えられていると考えると、楽しめるんじゃないでしょうか。これを無名の人たちがやったら、かえってバランスが悪くなると思いました。各々の俳優さんたちが元から持っている存在感のおかげで、人物のバックボーンの余計な説明が必要ないところが強みかな、と。
 とにかく、ポール・ニューマンはかっこええ(^^)。フレッド・アステアもいい味出してますねぇ。

 今の若い人たちは特撮部分をどう感じるかは判りませんが、少なくとも70年代生まれのボクは現在のCGだとすぐ判ってしまう映像よりも、こっちの方が脳内で補完できるので好きです。
 時間は2時間半もありますが、個人的にはまったく飽きずに観れました。少なくとも、「タイタニック」よりはぜんぜん面白いです!


映画 『ステラ』
2006/01/29(日) 05:58 
 ■ 本日の映画 『ステラ』 ★★☆
 パパ役のダンディさんが酒場で働くステラに声をかけ……というあたりがちょっと「?」という感じだったし、シーンの繋がりに連続性がなかったり、と気になる点もあるにはあるのですが、娘は基本的に良い子だし、母親として彼女のことを心配しているステラの描写はなかなかに微笑ましいものです。

 ラストのシーンは、昔の白黒映画みたいな感じの雰囲気を持つカットです(この映画自体、白黒時代の映画のリメイクらしいですけど)。でも、やっぱりあそこで泣いてしまう(^_^;。娘の将来のために自分は身を引き、娘の結婚式を遠目に見て、娘の幸せそうな顔を見て満足そうに去っていく……と、言葉にしてしまうとチープに感じますが、あそこはどうやったって誰もが感動するように出来てると思います(^_^;。あのシーンを見るための映画ですね~。


映画 『ユンカース・カム・ヒア』
2006/01/26(木) 18:31 
 ■ 本日の映画 『ユンカース・カム・ヒア』 ★★☆
 いや、いい話でしたよ。実は佐藤順一監督に、作画が故・小松原一男氏だということを知らなかったんですけど、ものすごいていねいな描き方がされてて、クオリティ的には実際すごいと思います。
 が、惜しむらくは地味なことですね。題材からしてそうなのですが、日常を淡々と描いていて、もちろんスペクタクルなシーンなどほとんどなく、1時間50分近くの時間を集中し続けるのに骨が折れる(^_^;。なにげに延べ3日がかりで観ました。

 良い作品だから、と人に薦めるのにちょっとためらいが入るような……ましてや子供に観ろというのは厳しい気がします。あまりこの映画の評判を聞かないのは、この理由が大きいんじゃないですかねぇ。30分×4話くらいの短編TVシリーズとかだったらなんとか、ってカンジです。

 この映画の主人公のひろみちゃんに限らず、どんな子供にとっても親の離婚というのは人生の大きな事件だと思いますけど……彼女の場合は環境的にすごい恵まれてる方だな、と思いますねぇ。たしかに両親は仕事で飛び回って不在がちですが、家にお手伝いさんはいるし(要するにものすごいセレブ)、親戚の優しいお兄さんはいつもそばにいるし、親の離婚もどちらかの浮気というわけでもないし。結局離婚しないで、と口で言ったら考え直してくれたし。なすすべもなく不幸にも悲しい体験をしてしまった人が観たら、どう思うかしら(^_^;。

 でも、想像してたのよりはずっとまともな作品でした。


映画 『プリティリーグ』
2006/01/25(水) 01:09 
 ■ 本日の映画 『プリティリーグ』 ★★☆
 男たちが戦場に行き、リーグ開催が危機に陥った戦時中のアメリカ。その代替として、女性の野球リーグが作られます。歴史的なことは詳しくありませんが、まだ女性の力が弱かった時代に、そこに自らの居場所を求めて戦った女性たちの姿がありました。

 主軸は姉妹。終盤までの展開は、それほどの映画ではないと思ってました。
 (個人的には、じつはトム・ハンクスって好きな俳優さんじゃないんですよ(^_^;)
 しかし、野球に人生をかけてるように見えない一歩引いたドティの視点だからこそ、ラストが生きてくるんだな、と思いました。この映画は、本当に最後まで観ないと理解できない。野球の殿堂に迎えられ、歴史に偉業を残したと認められた彼女たちですが、それで良かったね、ということではない。おばあちゃんになってもグラウンドに立ち、活き活きとプレーしている姿。それこそが、この映画のテーマなのですね。

 球場で観客の喝采を浴びている、若く華やかな時代が大半の時間を占めていますが(もちろん苦しさや逆境も多かったですが)、それをただ懐古しているだけでない、彼女たちの描写がこの映画の真髄でしょう。

 エンディングで、審判の判定に文句をつけるかつての選手(今はすでにおばあちゃん)がいます。なんてことのないシーンが挿入されているんですが、最後の最後でのこのカット、その絶妙さに正直うなってしまいました。

 野球は、彼女たちの人生そのもの。そこに“妥協”はないんですね。
 総じて、なかなか良い映画でした(^_^)。


映画 『フォーン・ブース』
2006/01/23(月) 21:59 
 ■ 本日の映画 『フォーン・ブース』 ★★☆
 奇妙なことですが、興味深い作品でした。
 軽薄で、口からでまかせ、とにかくホラでもなんでも使って詐欺同然に人材を業界に売り込むことを商売にしている男が主人公です。裏では不倫をしてて、物語冒頭から「ヤなカンジだなー」と思ってましたが、その彼が巻き込まれるおそろしい事件。

 彼はライフルで狙撃すると脅されて、電話ボックスのひとつに縛りつけられます。犯人が彼の人格や行動について、それを懲らしめるような図式に一応なってます。見方を変えて犯人側に立つとダークヒーローっぽいカンジにも取れるんですけど、糾弾される側もあきらかに「小悪党」の域を出ていません(^_^;。ぶっちゃけ、そこまでする必要もないくらいの取るに足りなさ。

 犯人はそれまでにも同じような感じで街の小悪党を殺しているんですが、やはり愉快犯としか言いようのないヤツです。主人公にしてみれば、理不尽きわまりない。もちろん映画自体も小気味良くもなく、痛快でもないんですね。でも、なぜか最後まで楽しめました。アイデアと演出が秀逸だったからかなぁ……。

 カメラは電話ボックスとその周辺を映すだけ、ほとんど主人公の怯える姿を撮り続けています。こういう映画もなかなかめずらしい。主演の人の演技にすべてがかかっていると言っても過言ではない、むずかしい映画です。

 電話を盗聴不可にしたり、グロックをブースの天井にあらかじめ置いておいたり、被害者の身辺を徹底的に調べ上げたり、用意周到な割には犯人の動機が不明なんですよね。犯人は浮気されてる奥さんの身内か(親父さんとか)とも思ったんですけど、他に被害者いますし。……この理不尽さと不気味さがまた魅力になっているのかもしれません。

 最後、どうやってオチをつけるんだろうと思ってたんですが、なかなかうまくまとまってます。時間も正味80分程度と短めですし、一見の価値ありです(^^)。


映画 『ストレイト・ストーリー』
2006/01/22(日) 05:00 
 ■ 本日の映画 『ストレイト・ストーリー』 ★★☆+
 10年前にケンカ別れした兄が倒れたと聞き、彼に会うためにトラクターで6週間かけて旅したおじいちゃんのお話。ロードムービーの秀作です。

 車でバーッと行っちゃえば早いのに、なぜそんな意固地になって、手間をかけ旅をしたのか。観ないとそれは解りません。言葉にするとまさに野暮というものですが、自分自身を見つめ直す旅でもあるわけです。ロードムービーとはそんなものかもしれません。
 最後のお兄さんのセリフにすべてが集約されています。

 のんびりとした空気。人生がシワとなって刻まれたじいさんの顔。味のある映画です。音楽がまた良いですね。思わずサントラが欲しくなりました。


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