猫ようかん出張所
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2009年 F1総括
2009/11/13(金) 16:46 

 トヨタがF1撤退してしまいました。終盤の好調な結果や、小林可夢偉(こばやし かむい)の活躍ぶりを見て、ボクらなどは「少なくとも来年までは続ける気になったんじゃないだろうか」と甘い期待をしていたわけですが、それを判断材料にする以前の問題だったかもしれません。

 ホンダにしてもトヨタにしても、F1に巨額の資金を投入している余裕はもはやまったくない、というところでしょう。逆に、よく今年1年続けたな、と思います。にしても、グロックのケガといった偶然があって、可夢偉も実力を関係者に見せつける機会が生まれたわけで、その意味では「運」というものを感じます。F1ドライバーとしての未来が彼の前に開けていればいいのですが……。

 そういえばトヨタは参戦時から、ボクの周囲のモータースポーツファンに、どこか信用されていないというか、冷めた目で見られていました。ボクはほぼF1限定なので、特にトヨタどうこうというのはありませんでしたが……。今回の撤退のニュースにも、来るべきものが来た、程度にしか受け取られていない感じですね。撤退発表の時の山科さんの普段にも増したくしゃくしゃの泣き顔だけが印象的でした。

 代役出場の可夢偉があれだけマシンを普通に走らせることができるのに比べ、フェラーリで同じく代役となった2人のベテラン(バドエル、フィジケラ)が信じられないほどの苦戦を見せました。特に、フィジコは直前までフォースインディアで現役出場し、快走していましたから、よほどフェラーリのマシンが扱いにくかったのでしょうか……? 後半戦にいくに従ってマシン開発も行われなくなりますから、ますます慣れている人間の操るほかのマシンとの差が開く、というのも理由かもしれません。今年はマシン間のタイム差がほとんどありませんでしたしね。

 さて、今年チャンピオンになったジェンソン・バトンですが、シーズン中盤の失速を経てのブラジルGPでの奮闘には感心しました。昨年の最終戦では、“守り”の走りに徹しようとしてあやうくチャンピオンの座が手からこぼれ落ちそうになった人がいました。やっぱ、ああいう消極姿勢はよろしくない。チャンピオンたるドライバーならば、98年鈴鹿のハッキネンのようにライバルのファンですら唸らせるくらいの気迫でもって、自分の手で栄光を掴まなければ! ……ちなみにチャンプ候補だった同チームのバリチェロについては、母国GPでいつも結果を残せない彼のことなので、(バトンの対抗馬としては)あんまり心配してませんでした。で、予想どおりの結果に(^_^;。

 どちらかといえばバトンも積極的にコース上で抜く雰囲気のドライバーではなかったように思いますが、とにかくブラジルでの積極果敢な攻めの姿勢は心地よかったです。チャンピオン争いをしている最中のドライバーがナーバスになるのは、前述のハッキネンの例を挙げるまでもなくあり得ることで、それは頂上に立つ者の宿命でもあると思います。99年に資格を持ちながらもグダグダになってしまって結局ダメだったアーバインのようなドライバーもいます。バトンはこの1年の戦いで見事に“チャンピオンに成った”といえるのではないでしょうか。もともと嫌いなドライバーではなかったせいもありますが、ともかくめでたい(^^)。

 そういえば、昨年2008年のブラジルGPで惜しくもチャンピオンの座を手にできなかったマッサですが、その経験を胸に今年はやってくれるに違いない……と思っていたのですが、マシンの方にも問題があって不振でした。友人はあの事故による精神的な後遺症を心配していましたが、事故の瞬間からの記憶がないみたいなので、あまり心配はいらないかもしれません。事故の後に遅くなるドライバーというのはたまにいますが、今振り返ってみると、ラルフとかもその中に入るのかなぁ。

 さて、トヨタ撤退でカズキも絶望的(それじゃなくてもたぶん来期はムリっぽかった)。あとは、新興チームから琢磨が参戦できるかどうか。ハイドフェルドはマクラーレン移籍のウワサがありますね。もし実現すれば、彼にとっては悲願の移籍ということになるでしょうか(かつてメルセデスの下にありながら、彼を差し置く形でライコネンがザウバーからマクラーレン入りしたことがありました)。

 2010年はピットでの給油がなくなるなど、またレギュレーションが変わります。いろいろ不満はありますけど、そのおかげで昔の予選のように、スターティンググリッドがそのまま速いドライバーの指標となる、正しい姿が戻ってくるのは純粋に嬉しいですね(^^)。

たまにはF1
2006/07/02(日) 05:36 
 F1の話題です。最近感じてることなどを少々。


 モナコでのシューマッハーの例の行為について、F1雑誌などでキビシい批判の意見が飛び交ってるのを見て、少々意外な感じを受けています。

 先に言っときますけど、彼を擁護する気はまったくないです(^_^;。アントニーノーズで車を停めた瞬間に「ワザとかーっ!?」という内容のメールを友人に送ったりはしましたけど、ボクとしては、「またか」としか思わなかった。ヒルやヴィルヌーブ相手に過去、同じようなことやってますしね。

 あれだけ偉大な成績をあげ、現在でもなお最強の名をほしいままにしている“赤き皇帝”。その男が時折見せる、勝利への執念から発してしまうとおぼしき、抑えきれない“闇”。
 実際、クリーンなファイトを貫いてチャンピオンになったドライバーはたくさんいますので、シューが弾劾されるのはしょうがないですが、セナなんかにしてもある種の“えげつなさ”は持っていました (ボクは、初めて見たF1が90年の鈴鹿でした。チャンピオンを確定させるため、1コーナーでプロストにわざと突っ込んだ、あれがボクのセナについての第一印象)。

 では、なぜシューだけがあれほど手厳しく批判されるのでしょうか。


 我々は、TVカメラやジャーナリストの目を通してしか、ドライバーの人となりを知ることができません。裏を返すと、我々よりもはるかにドライバー個人と接触する機会の多いジャーナリストたちの抱く印象が、そのままこちらに伝わっているからなのでしょうね。

 セナは“貴公子”、シューは“帝王”と呼ばれています。
 シューは人間的に良いところもたくさん持っているのでしょうけど(金持ちな割に貧乏性なトコもある、というエピソードとか聞くと微笑ましいですし、セナの記録に追いついた時に見せた涙がウソのものではないことも明らかです)、やはりその態度において“尊大”に受け取られることも多いのでしょう。

 それが、ああいう事件を起こした時に、「やっぱりやりやがった」という感想につながるし、ボクのように「またか」と反射的に思わせる結果になる。

 これから先、どんなにクリーンファイトを続けても、また、先だってのスマトラ沖地震の義援金寄付のような神のような慈悲を見せても、こうした評価はぜったいに消えないでしょう。それが非常に残念なだなぁ、という気がするんですよね。
 (ついでに言うと、寄付の件については、あるジャーナリストも書いてましたが、あれを“売名行為”とか“偽善”だとかはボクも思わないです)

 ハッキネンとのチャンピオン争いをしていた1998~1999年は、我々にとっても彼にとっても、最も幸せな時期であったのかもしれません。

 余談ですが、今回の事件で彼の行為についてコメントをほとんど発しなかったのは、アロンソくらいだったそうです。ほぼチャンピオンは決定したようなものである今のアロンソにとっては、どうでもいいことなのかもしれませんが、ドライバーの安全がどうのこうの、という話になった時に余計な口を開かずにいたのは、過去においてはやっぱりハッキネンやアレジといった、他に一目置かれる紳士的なドライバーだったようです (アロンソは相当“やんちゃ”みたいですけどね)。

 GPDAなどでの各ドライバーの言動は、たまに記事で見ることがありますけど、無駄口をたたかず“コースで勝負すればいい”的な古風なドライバーの方が、個人的には好ましいなあ。


 さて、新車の登場が遅れ、サードドライバーに左近を入れたSAF1ですが、世間的にはどう見られているのでしょうか。

 個人的には、オールジャパンだとか言って左近をレギュラーに、という方向に固執はしない方がいいと思うんですけど。ルノー+ミシュランのフレンチチームだって、ドライバーはふたりとも仏人じゃないのよね (イタリアのフェラーリもそう)。


 佐藤琢磨がSAF1でレース人生を終えるという覚悟を固めているなら別ですが、もし彼が他のチームへの引き抜き、そしてワールドチャンピオンになる道をまだ希望しているのだったら、ルノーで長くテストドライバーを続け、関係者に実力のほどがよく伝わっているモンタニーがセカンドにいてくれた方が評価は上がると思います。

 井出の時もそうでしたけど、新人の日本人に対して予選や決勝で勝ったからといって、なんの評価にもならないです。新型のマシンが他の下位チームを打ち破るパフォーマンスを見せたとしても、同じこと。モンタニーに常に勝って、なおかつトロロッソやMF1の前に出た時にはじめて、佐藤琢磨は認められるのです。

 ボクはまだ10年程度しかF1を見ていませんが、それでもSAF1がF1でチャンピオンを取ることの現実性が、限りなく低いところにあるのは理解できます。W杯で日本代表が優勝できると思われていたように世間ではスーパーアグリが“勝てる”と信じられているのかもしれませんが、それは絶対にあり得ませんから。

 SAF1は良いチームだと思うし、ガンバってもらいたいという気持ちは、日本人として当然もっていますが、佐藤琢磨個人については、ここに長く居続けるべきではない、と思っています。琢磨を本気で応援していた自分だからこそ、強くそう思う。

 亜久里自身がオールジャパンに固執してない、とハッキリ言っていることが救いです。彼もF1の世界が長いですから、その危険性をよく解っているようです。

 SAF1には、個人的にミナルディのように末永くF1の世界で愛されるチームになってほしいな、と思います。チャンスがあれば日本人の若手にシートを与えつつ、自分たちに求められているF1での役割をきちんと果たし、F1に貢献して認められてほしい。今はミナルディがなくなってしまいましたから、新人がF1修業をするためのチームが消えてしまいました。SAF1がその自覚に目覚めれば、今よりももっと好意的にF1界に受け入れてもらえるはずです。

 そこを見誤って、「日本が日本が」とやってしまうと、ぜったいにF1の世界では成功できません。観戦する我々日本人F1ファンも、そのあたりのことを勘違いしないようにしないと。

 ま、フジ中継が「ジャパンパワーだ、オールジャパンだ」と連呼するのをウンザリしながら聞き流してらっしゃる賢明なる諸兄には、あえて言うほどのことでもなかったわけですが(^_^;。


 琢磨が「SAF1で成績を出す」ことをキャリアすべてを捧げての目標にするなら、それはそれで結構なことだと思いますけどね(^^)。その場合はきちんと応援します、ボクは。


“がんばれ”の罠
2006/05/07(日) 20:23 
 F1の話題です。

 井出くんの処遇(あえて処分とは言わないけれど)については、久々に衝撃を受けました。といっても、憤りといった感情とはまったく無縁です。ていうか、ニュースを知った時には笑ってしまいました(^_^;。あまりの情けなさに。

 前々から井出くんのコース上でのふるまいには疑問を感じていました。ただ、国際映像ではあまり詳しく映さないので先だってのGPでの接触にしても完全にどちらが悪いと言えないのもたしかで、一視聴者として沈黙を守っていたのですが……他のドライバーや関係者から“危険だ”という声がかなりあったようで。

 そもそもボクはスーパーアグリチームの参戦も割と冷ややかな目で眺めていた人間ですが、そのことそのものはまあ良いんです。真にボクが気に入らないのは、「オールジャパン」に無邪気に喜び、“ガンバレ”とはやしたてるメディアやファンの姿勢でした。


 コース上でトロロッソなど下位チームと競り合う姿を見せる琢磨や井出。良い言い方をすれば、果敢に攻める姿なのですが、ボクの目には危険走行スレスレに見えます。もちろん下位のチームとて戦いのさなかにいるわけですから、攻めるガッツが必要なのはわかりますよ。でも、だからといって危険行為を容認してはイカン。

 どんな荒くれの新人でも、“ミスが命取り”という自覚はあるはずです。それをプレッシャーとするか、集中力を高めるための前向きな材料とするかは人によるとは思いますが、日本チームということで、果たして日本人ドライバーのふたりの潜在意識に、「ミスや無茶をしてもかばってくれるさ」というある種の甘えが一片もなかったと言い切れるでしょうか?


 FIAから「F1マシンに乗ってくれるな」と強く言われ、亜久里さんもかばいきれなかったというこの事態。いいですか、これは前代未聞のことです。大事件です。日本人としては、悔しいし、情けない。

 今回のFIAからの勧告を日本イジメだ、と反発する向きもあるかもしれません。しかし、これだけの警告を受けるのはよほどのことで、決して根拠のないことではない。市場としての日本や、スポンサーの心証のことを考えると、イジメだけでドライバーをクビになどと言えるわけはないと思うんです。
 少なくとももう井出くんを引き抜こうとする他のチームは金輪際現われることはないと断言できます。それは日本のファンがどう擁護しようと変わらない現実であり、井出くん自らが作った自身の悪イメージと言えます。

 井出くんがまだF1の世界に籍を置いていられるのも、日本チームだからに他なりません。そのことを危険だし甘えだと解ってほしい。日本チームの中でしか独り立ちできないドライバーでは、結局はF1界で通用しないでしょう。今回の事件は井出くん個人への攻撃ではない、F1界全体からの我々に対する警告と受け取るべきなのかもしれません。

 日本チームを応援したい気持ちはすごくよく解る。憧れですし、正直ボクだって「ガンバレ」と口にしたい。でもダメなところをダメと認められないようでは進歩は期待できないし、まず大好きなF1の世界を汚される気がして認めるわけにはいきません。盲目的に日本チームだから、と応援しているメディアやファンの声が聞こえる中で、ボクは安易に“ガンバレ”とは口が裂けても言えない。


 今回は井出くんがFIAからダメ出しを食らったわけですが、井出くんの未熟さをあげつらうより先にまず、琢磨にもなんの成長も見られないことを心配する方が先のような気がするんですよ。下位チームには下位チームの走り方があります。

 旧ミナルディからデビューし、今はトップチームに認められて走っている、たとえばトゥルーリやフィジコ、アロンソ (ウェバーもそうでしょう)といった面々がどのように評価を上げていったか。決して乱暴で粗雑なドライブで他チームを危険に巻き込み、上にあがっていったわけじゃない。
 特に琢磨に関しては、なぜ今自分自身がこういう困難な状況にいるのかを冷静によく考えてみてほしいんですね。不運もたしかにありましたが、それ以上に軽率な走りが多かったのは否めないですから。


 長年F1を熱心に観戦しているファンであれば、間近でレースを見れる関係者でなくても、その走りの光る部分は見抜けるものです。地味かもしれませんが、そういう走りでこそ“がんばって”ほしい。
 そしてメディアは「オールジャパン」だの「ジャパンパワー」だのと煽ってばかりいないで、勇気を持ってその甘さを指摘する形で正しく日本のチームを後押ししてあげてほしいと思うのです。


 F1に通用する真の日本チームの誕生のためには、今ひとりのドライバーが日本人でなくなることなど、どうってことはないです (そもそもオールジャパンって、どこで定義されるものですか)。日本人ドライバーふたりじゃないならアグリチーム参戦に意味などない、とはボクはぜったいに言いません。そんな薄っぺらいこだわりやプライドなどドブに捨ててしまえ。

 本気で天下を取る気があるのかどうか!?

 スーパーアグリが、F1参戦チームとしての正しい自覚を身につけたと感じられた時。それがボクがこのチームを応援する瞬間となることだけはたしかです。

王者の死闘
2006/04/25(火) 01:31 
 ■ F1 2006 第4戦・サンマリノGP /決勝
 こういう戦いを、ボクは見たかったのかもしれません。

 新旧王者対決。

 あれほど緊迫した他者の介在のない純粋な一騎討ちを、レース中のほとんどの時間演じたふたり。おかげで、トップ争いをしているこのふたり以外がほとんど映りませんでした(^_^;。てか、映らなくて当然!

 F1界で最年長にして、今なお最強とその名をとどろかせているシューマッハー。15年目でいまだに優勝し続けられる男。すさまじいです。

 不振だった昨年終盤、らしくないミスなどもあってついにその集中力が切れたか……と思ったりもしたのですが、まだまだ終わらんよ、ってカンジです。66回目のポールを、セナの死んだこのイモラで勝ち取ったこともじつに感慨深い。

 こないだはピット戦略でルノーにしてやられたフェラーリですが、アロンソが勝負に出て早めのピットインを行なった、その直後にシューを入れ……という見事な作戦で意趣返し。

 コース上でも抑えきりました。アロンソはミスをしました。
 この構図……!

 1回目の両者のピットのタイミングと時間で、ルノーが詰める作戦に出たな、というところでがぜん面白くなり、残りは3スティント目の燃料の量が決めるな、と思っていましたが、アロンソがピットに入った時、シューのペースのこともあって、正直今回もやられた、とあきらめかけたのですよ。

 そして問題の2回目のピットインの攻防。

 燃えた……! 熱くなりましたよ。久々に。
 シューがピットアウトして前に出たとき、こちらも思わずガッツポーズしてました(^_^;。

 フェラーリファンでもシューファンでもないですけど、やはり力のあるべき人間が相応に強くなければ、面白くないわけです。勝手な言いぐさですが、彼にはこのまま消えてもらっては困ります(^_^;。いいレースでした。


 ホンダはあいかわらず進歩がないというか……。ロリポップマンのミスはミスとしても、瞬間的に止められないバトンもバトンというか……あんなブザマなのもちょっとなかなか見れないというか。しばらく勝てそうにはないな、というカンジです ('A`)。よくアレ、火とか出なかったなぁ……。
 土曜にパルクフェルメにマシンを置いてしまう現システムでは、メカニックの疲労度は昔に比べれば軽いもんだと思うんですが、なにかあったんでしょうかね。

 井出くんもやっぱり井出くんでしたねぇ。マシン修復して意地でもコースにマシンを出す、というのはまあいいんですけど、他のドライバーからしてみたら、邪魔だから出てくるな、というカンジなんじゃないでしょうか(^_^;。


 じつは事前にCSを見た友人に「他のチームの状況がよくわからなかった」というひと言を聞いてしまっていて、余計なことを考えるボクの頭は、「イモラでフェラーリが調子よかったら、そりゃトップばっか映すよなぁ」とかいらんことを想像してしまい~(笑)。
 ま、ある意味その予想どおりでヨカッタといえばヨカッタんですけど(^^)。


王者 vs 皇帝
2006/03/13(月) 06:31 
 ■ F1 2006(#01)開幕戦・バーレーンGP /決勝
 周回遅れに阻まれたり、などの要素があったとはいえ、あのシューマッハーが得意のはずのピット戦略でアロンソに押し負けるなんて……!
 今日のレースはそれが一番の衝撃でした。


 じつは、予選を見た直後は、シューに関してある心配をしていました。

 2000年くらいまではシューマッハーがセナの記録抜くなんて、ぜったいあり得ないと思ってたんですね、ボク。
 公言はしませんが、彼はセナの残した全記録を塗り替えることに執着してるようにも見えましたから……それを達成してしまった今年でホントに引退するかもしれない、と。そして、下手するとその影響で成績的にも今年はもうパッとしなくなるんじゃないかとか危惧してみたりしたんですが……。

 しかし、逆にシューの闘争心が炎と燃えさかりそうな感じもしました。BSも良さそうですし、シーズン通して楽しめそうです(^^)。

 それにしても、アロンソは“強い”という印象。
 自身の気迫もそうですが、運をも完全に味方にしてます(マッサとの接触も回避)。そして周回遅れを抜いていかなければならないあの局面でも、無理を通して運を開いた、というカンジ。

 あの強さを見てしまうと、チームメイトのフィジケラ(好きなドライバーではあるんですが)とは役者が違うなぁ、とため息すら出てしまいます(´Д`;)。

 そして速いんだけれどもうまく全体がまとまらない、あいかわらずのマクラーレン。


 バリチェロはこれからも、時々パッとするところが見られるようなカンジじゃないでしょうか(^_^;。その元フェラーリナンバー2を迎えてタフな戦いを予想したか、バトンも今日は元気でした。調子のいいときに勝っておかないと、次の年はまたわかりませんから……去年でそのあたりが身に染みたのかもしれません(^_^;。

 くやしいけれど、ニコ・ロズベルグのことは認めざるを得ないでしょうね。初戦でよくもまあ、あれほどのパフォーマンスを。
 その他は、アグリチームも含めてほぼ予想どおり。


うーむ、感慨深い
2006/03/12(日) 02:52 
 ■ F1 2006(#01)開幕戦・バーレーンGP /予選
 2006年。F1開幕です。

 V10のままのトロロッソが大番狂わせでも起こすのでは、とドキドキしながら見守っていた予選アタック。結果的にはそんなこともなく、スーパーアグリの2台も予想通りの位置。それはそれとして、印象としては“あわただしい”予選でありました。

 各ピリオドの終了時までに次に残れるタイムを出さなければならない、という新ルール。これはドライバーにはいつも以上の焦りとプレッシャーを与えるような気がしますね。見ているこっちも、ひいきのドライバーがいる人なんかは、かなりエキサイティングなカンジになるのではないかと(^_^;。

 生き残りルール、燃料についての規定など、見ていて状況を掴みにくい欠点もあります(TVならまだしも、現地で観戦してたらわかりにくいかも…)。決して絶賛はできないけれども、去年までのルールに比べたらはるかに観てて面白いです。

 シューマッハーのアタックは、真後ろに忍び寄るマッサを振り切るギリギリのタイムで、ポールに結実。通算65回目のポールポジションは、史上最速のセナについに並ぶ記録となりました。

 このシューの記録が、今年また新しく変わったルールのもとで達成されたことは、非常に良いことだと思いました。本人もその方がうれしいでしょう。

 強いフェラーリと皇帝の復活で面白くなりそうな予感。
 TVで観ていると、琢磨は去年までよりも顔つきがたくましくなったように感じます。この顔が、ホンダで走ってた頃に見たかったなぁ……。


ねんがんの ドリンクを てにいれたぞ
2005/12/19(月) 12:39 
 海外旅行に行った友人におみやげをもらい、念願のレッドブルを口にする機会を得ました(・∀・)!



 割とF1スポンサーモノにすぐ惹かれちゃう単純な男なもので、吸ってたタバコは「GAULOISES」(97年当時、中野信治が乗ってたプロストをスポンサード)、ノーパソはパナソニック(これはたまたまですが)、PCのCPUはAMD(intelもF1にはお金出してるからどっちかにはなりますが(^_^;)、腕時計はHONDA、今年一番飲んだドリンクはH2Oです(コーク党のボクとしてはコカコーラにはF1に来て欲しかったなぁ)。

 さて、このレッドブル。缶のカラーリングがとにかく美しいです。日本では残念ながら内容物の関係で一般的な販売ができないらしいのですが、デザイン自体は結構イケてるんじゃないかと思うので、ジャパンバージョンでも作ればそれなりに売れるんじゃないかなぁ(ムリか)。

 味の方はというと、オロナミンCじゃないか、とよく言われるのを聞いていたのですが、色はたしかにそうだけど飲んだ印象はまったく異なりますね。ぜんぜん違うかもしれませんが、昔キリンから出ていた微炭酸の飲料「シャッセ」のアップルを思い出しました。とにかく、柑橘系ではないけど結構きつめの酸味がします。



 どうもいわゆる栄養ドリンクのような強壮成分が入っているようで、飲んだ後、胃の方からなんかキタ(;´∀`)。朝食前だったので余計に効いたのかもしれませんが。

 まずくはないです。そこらへんに売ってればフツーに買って飲める(^^)。


 ちなみにボクはソフトドリンクの類いは、なぜかキリン系を気に入ることが多いです。ポストウォーターとか大好きでした。お茶も、一時期生茶ばかり飲んでたことがあるし。

シーズン終了
2005/10/17(月) 05:17 
 ■ F1 最終戦 中国GP
 終わってしまいました。

 長いオフシーズンに突入してしまいました。1ヶ月後までには、琢磨の進退にかかわる重要ななにかが発表されるとの噂が(新チームの発足とか…)あるのですが、正直半分くらいはどーでもいいです(^_^;。

 琢磨は本当に最後の最後まで良いところがなかったなぁ…orz
 それはもう見事なまでに。

 あんなあからさまなフライングは、近年まれに見る(;´∀`)。
 心が揺れていたのでしょうか。

 年間の総獲得ポイントが「1」って、あり得なくね?(;´∀`)

 1人で37ポイントを獲得して、ホンダのコンストラクターランキングを6位に押し上げたバトン君はエライですよ。琢磨は成長どころか、リッパに退行してるじゃありませんか orz

 友人が言ってましたが、今選手権を争う中心にいるライコネンやアロンソ、そして王者シューマッハーの参戦1年目に、あんなドタバタしたシーズンを送った印象があったでしょうか。
 とっちらかっていた、としか思えない琢磨の2005年。

 十中八九バトンがいなくなる、と想定されていた時期に決まったバリチェロのBARへの移籍。ボクはホンダの決定を非難するつもりはまったくありません。むしろ、ボクが経営者でもそうしたと思います。
 しかしながら難しい問題もあって、日本人の乗っていないトヨタと、琢磨のいるホンダのどちらを応援するかと問われたら、ボクとしては迷うことなくホンダを応援してしまう。これは偽らざる気持ちであります。

 来年のホンダには、日本人ドライバーはいません。どっちが先に優勝の栄冠を勝ち取っても、たぶんどーでもいいと感じるんだろうなぁ……。


 生の感情でなく、理性でF1の面白さを感じることができるくらいには知識もあり、ずっとF1観戦を楽しみにしていますが、ボクは憶えているんですよ。中野信治や虎之介が消えた後のF1で、「日本人ドライバーがいなくても、楽しめるじゃん」と思っていた自分だったのに、琢磨の参戦が決まったという報に接した瞬間、心の底からうれしさがわき上がってきたことを。

 そして2002年の鈴鹿の感動と興奮を、忘れない。

 だからこそ、ひそかに願い続けるのです。
 琢磨のカムバックを。


 では、しばしの別れを。
 スピードの国の人々よ。


鈴鹿の奇跡
2005/10/10(月) 00:03 
 ■ F1 Rd.18 日本GP
 いやあ~、面白いレースでした。少なくとも今季最高!
 ……琢磨のことがなければ orz

 今年のアロンソは強く、たしかにチャンピオンになる器であることは証明されているのですが、まさかあの鈴鹿の130Rで、皇帝シューマッハーをぶち抜くとは(;´∀`)!
 97年に初めて現地でアーバインの逆バンクでのオーバーテイクを見たときも驚きましたが、今回のアロンソのトライにも度肝を抜かれました。長年F1を見ている人なら、あれが伝説に残るシーンであろうことが理解してもらえると思います。

 世代交代を象徴するかのような、見事なオーバーテイク。
 燃料差はたしかにありました。しかし、130Rでオーバーテイクなど、あり得ないですよ(・∀・)!
 あれを見たら、もうアロンソのチャンピオンに文句をつける気などまったくなくなりますね(^_^;。ぐうの音も出ないとはこのことです。まさに力で、皇帝をねじ伏せたといった説得力。あれには震えました。

 鈴鹿というのは本当になにが起こるかわからないですね。
 ボクが初めてF1を見たレースが、90年の鈴鹿で、その時もやっぱり1コーナーでセナ・プロストが消え、途中でマンセルも脱落。ベネトン1-2の上、鈴木亜久里が3位表彰台という劇的な幕切れだったのです。

 ほとんど最後尾からスタートしたライコネンが優勝という結果も、これもまさかの結果(^_^;。最後の最後、ファイナルラップに突入した1コーナーでフィジコを抜いたアイスマンですが、その前にシューマッハーも差してます。シューのブロックもなかなかでしたけど、ライコネンのあの見切りもすごい。

 99年のハッキネンの走りを思い出しました。その直前のモンツァで、自分のミスでリタイヤし涙に暮れた彼は、プレッシャーに打ち勝ち、誰にも文句は言わせないぞ、というほどの走りをこの鈴鹿で見せて見事2年連続チャンピオンを決めたのです。
 走りから伝わってくるものがありました。
 今日のレースでも、若いふたりの気魄はものすごかったと思うのです。ま、ふたりとももう失うものがないからでしょうけど(^_^;。友人が「リミッター解除!…ってカンジ」って言ってましたが、まさにそんな風(笑)。


 琢磨は最初の1コーナーへの飛び込みでコースオフし、その後トゥルーリに無茶なオーバーテイクを仕掛けてペナルティまで喰らい、モントヤも脱落、タイヤの摩耗に苦しんだフィジコは優勝を逃し、フェラーリもポイントがやっと。
 本当に、今シーズンの縮図を見ているようでした。

 結局、後退してったチームのドライバーは、自力で抜くシーンがひとつもなかったですよね。バトンが5位で終わったのはむしろ当然なくらいです(給油口トラブルがあったにしても)。

 その中で、すさまじいまでに活き活きとした走りでもって予選の不利をはねのけ、他を圧倒して結果を出したふたりの若者。ライコネンとアロンソ。久々に面白い、と素直にいえるレースを見せてもらいました。


 昨日の予選で琢磨に微笑んだと思われた鈴鹿の女神。
 今日の琢磨は結果からいえばさんざんでした。

 しかし、考えてみるとあの1コーナーのサンドトラップから脱出できたのもラッキーですし、接触したトゥルーリのマシンが大破してるのに琢磨のマシンが無事に走り切れたのも僥倖といえなくもないような気がします(^_^;。
 ただ、やっぱアロンソやライコネンと比べると、役者が違うというカンジしますね……。琢磨のオーバーテイクは無謀、というよりお粗末にすら見えてしまいます(T_T)。トゥルーリとの接触シーンはチラリ、としかTVには映りませんでしたが、見た瞬間に「やりすぎ!」と思いましたもの。審議になったと聞いたときには「やっぱり……そりゃそうだな(-_-;)」と特に驚きもしませんでした。

 来季につなげるために、この2戦の結果は特に大事だったはずの琢磨の、明日はどっちだ!?

 そして鈴鹿の神は、ホンダのライバル・トヨタにもいたずらを仕掛けました。
 序盤の存外に長かったセフティカーのおかげで、3ストップの軽さを活かして後続を引き離そうとしていたポールシッター・ラルフの作戦は見事に失敗に。

 いずれにしても、近年まれにみる、見どころの多いレースでした。
 録画は永久保存ですね(・∀・)!


鈴鹿には神がいる
2005/10/08(土) 21:55 
 ■ F1 Rd.18 日本GP 予選
 琢磨が鈴鹿で入賞率100%というのもありますが、雨にたたられた今回の鈴鹿とその予選を見て、「やはり鈴鹿には神が栖んでいる!」と確信しました。もちろん本人の努力、ホームであるという精神的な助けというのもあるでしょうが、それ以上になにか日本人ドライバーを扶ける大きななにかを感じます。

 琢磨の予選の走りはいろんな意味で手に汗握りました(^_^;。

 2002年の時も、その当時すでにボクの中で「鈴鹿スペシャルは壊れる」というのが定着していたホンダのエンジンが、琢磨のものだけ最後まで保ちましたし、これは期待しちゃうよ……? 5番手グリッドは上出来ですよ。

 そういえばフリー走行では山本左近も上々の仕事をしたようでなによりです。ああいう場面できちんと結果を出せるというのは重要だな、と思いますね。早計なのはわかってますけど、堅実ささえ備わっていれば琢磨を超えるドライバーになれる可能性だってあるかも(^_^;?

 さて、かつて雨では無敵を誇ったBSタイヤを履くフェラーリは、さんざんな結果。
 個人的に応援しているクリエンがセカンドローなので、楽しみです。フィジケラの走りもさすが(^^)!
 予選も本戦も生中継。こちらも自然、気合い入りますよ~。